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一般財団法人 とらまる人形劇研究所
〒712-8014 岡山県倉敷市連島中央1丁目11-7

新作のお知らせ~第21回作品(2025年7月初演!)~
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画像はイメージです✨

 好評上演中!土佐の久礼、今の四国の高知県に伝わる昔話です。黒潮の海に面した久礼は、カツオやサバやイワシなど、海の幸に恵まれた漁師の村でした。
 ある日のこと、男の子とおじいさんが海の見える高台にあるお墓にお参りしていると「何をしとるんじゃ」と声をかけられました。振り向くと、そこには赤い顔をしてツノが一本、キバを光らせた鬼の子どもが立っていました。おじいさんは「こ、この子の両親が、こ、この間の嵐で高波にさらわれて、い、命を落としたので、その墓参りじゃき」と言うが早いか、男の子の手を引いて「オ、オニが出たじゃー!」と、こけつまろびつ逃げて行きました。
 山の奥の洞穴に帰った子鬼は父鬼に「おとう、タカナミっちゃ何じゃ?」とたずねました。父鬼は「嵐んときに海からくる大きな波のことじゃ」と答えました。そして子鬼に「里には下りるな、二度と人間に近づいたらいかんぜよ」と言い聞かせました。それでも次の日、子鬼が再びお墓のある高台に行くと、今日も男の子が墓参りをしています。子鬼が声をかけると、男の子は振り向き、怖がりもせず「やあ」と笑ったので、子鬼も「やあ」と返すと、隣にしゃがんで手を合わせました。男の子が良太と名乗ると、子鬼は父鬼に「ぼう」と呼ばれているが名前はないと言います。良太はキラリと光るキバを見て「じゃあ…キバと呼ぼう!」と言いました。人間の良太と小鬼のキバ、ふたりはたちまち友達になりました。
 洞穴に帰ったキバが良太と友達になったことをうれしそうに話すのを、父鬼はひどく怒って、黙り込んでしまいました。…そのとき、ロウソクの灯がかすかに揺れました。すると父鬼は「嵐だ、嵐が来る」とつぶやきました。「たいへんだ!」と叫んで外へ飛び出そうとするキバを引きとめ、父鬼は金棒をつかむと、浜辺に向かって山を下り始めました。キバもあわてて後を追いかけます。
 良太の住む浜辺の村には、また高波がやってくるのでしょうか。そして、海に向かったキバと父鬼は、一体どうなってしまうのでしょう……





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終了御礼!2024.3.31.現在2025.7月初演!NEW!